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平屋と二階建ての固定資産税の違い|高くなる理由と抑え方を解説

土地善商事株式会社14分で読めます
平屋 二階建て 固定資産税

平屋と二階建てのどちらにするか迷うとき、固定資産税にどれくらい差が出るのか気になる方は多いはずです。結論から言えば、延床面積が同じなら平屋は土地を広く必要とし、総額では高くなりやすい傾向があります。

ただし建物の評価額や土地の広さ、経年による変化、新築の減額措置の使い方によって差は変わり、一概にどちらが得とは言えません。仕組みと抑え方を順に理解すれば、無理のない家づくりの判断につながります。

1. 平屋と二階建ての固定資産税を抑える方法

平屋 二階建て 固定資産税

1.1 固定資産税とは?土地と建物にかかる税金の仕組み

固定資産税は、毎年1月1日時点で土地や家屋などを所有している人に課される地方税です。市町村(東京23区は都)が課税し、その年の所有者が1年分を負担します。

課税の対象は、次の3つに分かれます。

  • 土地

  • 家屋

  • 償却資産(事業用の設備など)

マイホームで関係するのは、主に土地と家屋の2つです。1月1日時点の所有者に1年分が課されるため、年の途中で売買した場合は売主と買主で日割り精算するのが一般的です。引き渡しの時期によって初年度の負担感が変わる点は、あらかじめ押さえておきたいところです。

1.2 固定資産税の計算方法と標準税率の考え方

固定資産税の税額は、課税標準額に税率を掛けて求めます。標準税率は1.4%で、多くの自治体がこの数値を採用しています。

計算の流れは、次のとおりです。

  1. 対象となる土地・家屋の評価額を確認する

  2. 特例や軽減を反映した課税標準額を求める

  3. 課税標準額に税率1.4%を掛けて税額を算出する

標準税率はあくまで目安で、自治体によっては1.4%と異なる税率を定めている場合があります。まずは物件がある市町村の税率を確認することが、正確な試算の出発点になります。

1.3 建物と土地で異なる評価額の決まり方

固定資産税の評価額は、建物と土地で決め方が異なります。建物は「再建築価格方式」で評価され、同じ建物を今もう一度建てるとしたらいくらかかるかを基準に算定されるのです。

一方、土地は市街地では路線価などをもとに評価されます。道路に面した土地の1㎡あたりの価格に面積を掛け、形状や接道条件で補正する流れになります。

この違いを知っておくと、平屋と二階建ての税額を比べるときに「建物の差」と「土地の差」を分けて考えやすくなります。建物と土地は別々に評価されるという前提が、比較の土台です。

2. 平屋と二階建てはどちらの固定資産税が高い?

平屋 二階建て 固定資産税

2.1 延床面積が同じ場合の平屋と二階建ての比較

延床面積が同じ平屋と二階建てを比べると、建物の評価額そのものは大きくは変わりません。

差が出やすいのは、必要になる土地の広さです。

比較軸

平屋

二階建て

建物の延床面積

同じ

同じ

必要な敷地面積

広くなりやすい

抑えやすい

建物の評価額

大きな差は出にくい

大きな差は出にくい

土地分の税負担

増えやすい

抑えやすい

延床が同じでも、平屋は1階だけで床面積を確保するため広い敷地が要ります。その結果、土地分の固定資産税が上乗せされ、総額では平屋が高くなりやすい傾向があります。ただし地価が低い地域では土地分の影響が小さくなり、差が縮む場合もあります。

2.2 一階の面積が同じ場合の固定資産税の違い

一階の面積をそろえて比べると、今度は二階建てのほうが建物の評価額は高くなりやすくなります。二階部分が加わるぶん延床面積が増え、家屋としての評価額が積み上がるためです。

1階が同じ広さでも、二階建てには2階のおよそ半分から同程度の床面積が上乗せされます。建物評価額は延床が広いほど大きくなるので、家屋分の税負担は二階建てが上回りやすくなります。

つまり「同じ延床」で比べるか「同じ1階面積」で比べるかによって、どちらが高いかの結論は変わります。比較の前提をそろえないと、平屋と二階建ての税額は正しく比べられません。

2.3 平屋の固定資産税が高くなりやすい理由

平屋の固定資産税が高くなりやすいのは、主に次の2つの条件が重なるときです。

  • 基礎と屋根の面積が二階建てより広くなりやすい

  • 同じ延床を確保するのに広い土地が必要になりやすい

基礎や屋根が広いと建築費や建物評価額が上がる要因になり、広い土地は土地分の税負担を押し上げます。

ただし、これらはあくまで傾向にすぎません。土地の価格が安い地域や、コンパクトな平屋であれば差は小さくなります。平屋だから必ず高いとは言えず、土地と建物の条件次第という点を押さえておきましょう。

3. 平屋と二階建てで評価額に差が出る要素

平屋 二階建て 固定資産税

3.1 建物の基礎と屋根の面積が評価額に与える影響

同じ延床面積でも、平屋は基礎と屋根が二階建てより広くなります。1階だけで床面積をまかなうため、地面に接する部分と屋根で覆う部分がそのまま広がるからです。

基礎や屋根は建築費に占める割合が大きく、面積が増えるとコストが上がります。固定資産税の家屋評価では、基礎や屋根などの材料や数量も評価対象になります。そのため、同じ延床面積でも、基礎や屋根の面積・仕様などの違いによって評価額に差が出る場合があります。

一方で二階建ては、同じ延床を上へ積み上げるぶん基礎と屋根を小さく抑えられます。平屋は水平方向に広がるほど基礎と屋根のコストが増えやすい構造だと理解しておくと、評価額の差に納得しやすくなります。

3.2 平屋に必要な土地面積と固定資産税の関係

平屋で二階建てと同じ延床を確保するには、より広い敷地が必要になります。すべての部屋を1階に配置するため、建物が占める面積が大きくなるからです。

土地の固定資産税は、土地の評価額や面積などによって決まります。住宅用地には課税標準を軽減する特例があるため、平屋で敷地が広くなった場合も、実際の税負担は土地の評価額や住宅用地の特例などを踏まえて判断する必要があります。

土地の評価額は地域の地価に左右されるので、同じ広さでも地価の高い場所ほど負担は大きくなります。平屋の税額は建物より土地の条件に左右されやすい傾向があります。

3.3 設備や構造によって変わる建物の評価額

建物の評価額は、延床面積だけでなく構造や仕上げのグレードによっても変わります。同じ広さでも、使う建材や設備の内容で評価額に差が出るのです。

評価額に影響しやすい主な要素は、次のとおりです。

  • 木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造といった構造の種類

  • キッチンや浴室など住宅設備のグレード

  • 外壁や床、内装に使う仕上げ材の種類

  • 屋根材や断熱材などの仕様

グレードの高い設備や耐久性の高い建材を選ぶほど、評価額は上がりやすくなります。平屋か二階建てかという形だけでなく、こうした中身の選び方も税額に関わると意識しておきたいところです。

4. 経年で平屋と二階建ての固定資産税の差はどう変わる?

4.1 固定資産税に関わる経年減価補正率の仕組み

建物の固定資産税評価額は、築年数に応じた経年減点補正率などを反映して見直されます。ただし、評価替えでは建築物価の変動も考慮されるため、築年数が経つほど必ず毎回評価額が下がるとは限りません。

木造住宅の場合、補正率は新築時を1.0として年々下がり、下限は0.20とされています。どれだけ古くなっても、評価額が新築時の2割を下回ることはありません。

補正率の下がり方は構造によって異なり、木造は鉄筋コンクリート造より早く下がる傾向があります。築年数が進むほど建物分の固定資産税は軽くなる一方、下限で止まる点も知っておくと将来の負担を見通しやすくなります。

4.2 年数が経つと平屋と二階建ての税額差はどうなるか

年数が経つと建物の評価額は経年による影響を受けますが、平屋と二階建ての税額差が必ず縮むとは限りません。構造や仕様、評価額の違いなどによって変わるため、個別に判断する必要があります。

一方で、土地分の固定資産税は建物のようには下がりません。土地は経年で価値が減る資産ではなく、評価額は地価の動きに応じて変わるためです。

そのため、広い敷地を必要とする平屋は、年数が経っても土地分の負担が残りやすい傾向があります。建物分の差は縮んでも土地分の差は残るという点が、長期で見たときの平屋と二階建ての違いになります。

4.3 建物評価額の下限と土地の固定資産税の関係

長期的な固定資産税を考えるときは、建物と土地を分けて見ることが欠かせません。

それぞれ下がり方や変わり方が異なるためです。

  • 建物:経年減価補正率で下がり、木造なら下限0.20で下げ止まる

  • 土地:おおむね3年ごとの評価替えで見直され、地価に応じて上下する

建物はいずれ一定の評価額で落ち着きますが、土地は地価が上がれば税額が増える場合もあります。

将来の負担を見積もるときは「建物はいずれ下げ止まる」「土地は変動しうる」と押さえておくと、家計の見通しを立てやすくなります。

5. 平屋と二階建ての固定資産税を抑える方法

5.1 新築の固定資産税に適用される減額措置

新築住宅の固定資産税の減額には、床面積などの要件があります。2026年4月1日以降に新築された住宅では、原則として居住部分の床面積が40㎡以上240㎡以下であることなどが要件です。制度の適用期限や要件は変更される可能性があるため、最新情報を自治体に確認しましょう。

主な条件と流れは、次のとおりです。

  1. 居住部分の床面積が40㎡以上240㎡以下であることを確認する

  2. 新築の期限など制度の適用要件を満たしているか確認する

  3. 一戸建てで3年間、認定を受けた住宅などはより長い期間、税額が2分の1になる

一般的な一戸建てでは、新築後3年間が対象とされています。適用には期限が設けられ内容が見直される場合もあるため、着工前に最新の要件を確認しておくと安心です。

5.2 住宅用地の特例で土地の固定資産税を軽減

土地についても、住まいのための敷地には固定資産税を軽くする特例があります。「住宅用地の特例」と呼ばれ、課税標準額そのものを引き下げる仕組みです。

軽減の内容は、面積によって次のように分かれます。

  • 200㎡以下の部分:課税標準額が評価額の6分の1

  • 200㎡を超える部分:課税標準額が評価額の3分の1

広い敷地を必要とする平屋でも、この特例によって土地分の負担は大きく抑えられます。

ただし6分の1になるのは200㎡までで、超えた部分は3分の1にとどまります。平屋で敷地が広くなるほど、この差が土地分の税額に効いてきます。

5.3 長期優良住宅の認定による特例の活用

長期優良住宅の認定を受けると、新築の減額措置が適用される期間が延びる場合があります。耐震性や省エネ性、維持管理のしやすさなど、国が定めた基準を満たした住宅が対象です。

一般の一戸建てでは新築後3年間の減額が、認定を受けると5年間へ延長されるといった扱いになります。より長い期間、建物分の税額を抑えられる点が利点です。

ただし認定には申請と審査が必要で、設計段階からの対応が求められます。長期優良住宅の実績がある住宅会社に早めに相談すると、申請までの流れがスムーズに進みます。

申請には設計図書や性能を示す書類の準備が欠かせず、着工後では間に合わない項目も少なくありません。認定基準を満たす仕様を早い段階で間取りへ盛り込んでおくことで、減額期間の延長という利点を確実に受け取りやすくなります。

なお認定の可否や延長される期間は、住宅の種類や自治体の運用によって変わる場合があります。制度を活用したいときは、着工前に条件と手続きの流れをあわせて確認しておくと安心です。

5.4 間取りや仕様を工夫して固定資産税評価額を抑える

固定資産税の評価額は、間取りや仕様の選び方でもある程度コントロールできます。評価額に関わる部分を見直すことで、無理のない範囲で負担を抑えやすくなるのです。

評価額に関わりやすい工夫の例は、次のとおりです。

  • 必要以上に延床面積を広げすぎない

  • 設備や仕上げのグレードに優先順位をつける

  • 敷地の広さと建物のバランスを検討する

どこにお金をかけるかは暮らし方によって変わり、効果の出方にも個人差があります。

税額を抑えることだけを優先すると、住み心地を損ないかねません。評価額の工夫は住みやすさと両立させて考えることを忘れないでください。

6. AREBAで平屋と二階建ての家づくりを相談する

6.1 平屋と二階建ての住まい選びから相談できる家づくり

家づくりで平屋か二階建てかを迷う背景には、固定資産税だけでなく「そもそもどの住宅会社を選べばいいのか」「性能やお金は大丈夫か」という不安があります。AREBAは、こうした住まい選びの入り口から相談できる住宅ブランドです。

AREBAは、愛知県江南市で1967年から半世紀以上にわたり不動産業を営んできた土地善商事株式会社から生まれました。土地の知見と住宅づくりの両面から、平屋と二階建ての向き不向きや土地とのバランスを一緒に整理できます。

どちらの間取りが暮らしと予算に合うのか、迷いから抜け出せずにいる方に寄り添う相談体制を用意しています。判断材料を一つずつ整理するところから始められる点が特徴です。

6.2 消費税込みの定額制価格と保証体制

AREBAの家づくりは、価格のわかりやすさと引き渡し後の安心感を両立させています。費用が不透明で予算が読めないという不安に、消費税込みの定額制で応えます。

価格と保証の主な特徴は、次のとおりです。

  • 諸費用まで含めた消費税込みの定額制価格

  • 建物保証は最大60年

  • 地盤保証は20年、シロアリ保証は10年

  • 設備機器保証は10年

  • 1か月・1年・2年・5年・10年の無料点検

定額制で総額を把握しやすいため、固定資産税を含めた住まいの資金計画も立てやすくなります。引き渡し後も点検と保証が続くので、長く住み続ける前提で選べます。

6.3 現場の品質にこだわる住宅会社の選び方の視点

住宅会社を選ぶときは、モデルハウスやカタログだけでなく、実際の建築現場を見ることをおすすめします。住宅の品質は現場で決まる部分が大きいためです。

AREBAは、整理整頓や養生、職人の技術向上など現場の質を高めることに妥協しない姿勢を大切にしています。断熱性能等級5~6、耐震等級3、省令準耐火構造を標準とし、見えない部分の品質にもこだわります。

気になる会社があれば、現場を見学して整理整頓や職人の様子を確かめてみてください。現場に積極的でない会社は避けたほうがよいというのが、家づくりを長く手がけてきた立場からの率直な助言です。こうした考え方は、AREBAの住まいづくりにも表れています。

7. まとめ:平屋と二階建ての固定資産税を理解して家づくりを進めよう

平屋と二階建ての固定資産税は、比較の前提によって高い・低いが入れ替わります。延床面積が同じなら、広い敷地を必要とする平屋のほうが土地分を含めた総額で高くなりやすい傾向があります。一方、1階の面積をそろえれば、延床が増える二階建ての建物評価額が上回りやすくなります。

建物分の税額は経年減価補正率で下がり、木造なら下限0.20で下げ止まります。土地分は評価替えで変動し、平屋では負担が残りやすい点も見ておきたいところです。新築の減額措置や住宅用地の特例、長期優良住宅の認定を組み合わせれば、負担は無理なく抑えられます。

大切なのは、税額だけで間取りを決めないことです。暮らしやすさや土地の条件、将来の家計まで含めて考えることで、後悔のない選択につながります。平屋と二階建ての違いを理解したうえで、信頼できる住宅会社と一緒に家づくりを進めてください。

固定資産税で迷う平屋と二階建て選びはAREBAへ相談

AREBAは、愛知県江南市で1967年から続く土地善商事株式会社の住宅ブランドで、消費税込みの定額制価格と土地の知見を活かして平屋と二階建ての家づくりを支えています。建物保証は最大60年、地盤保証20年など引き渡し後の体制も整えているため、資金計画から安心して検討できます。

どちらの間取りが暮らしと予算に合うのか、まずは判断材料を一つずつ整理するところから相談してみませんか。

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